トップ

■令和3年11月定例会 教育厚生委員会会議録要旨

1

生活関連施設等感染予防対策強化事業費補助金について

皆 川 生活関連施設等感染予防対策強化事業費補助金についてお尋ねしたいと思いす。

そもそも、生活様式推進機器購入補助金というのが前からありましたよね。スナックや喫

茶店とかの空気清浄機とかを至るところでたくさん目にしたんですけど、この延長線上で、新しく美容院とか美容室、学習塾などに対して、同じように補助するという意味なのか。趣旨というか、延長線上で拡大していったのかどうかということを最初に教えてください。

 

衛生薬務課長 今まで、さまざまな補助金の事業があったところでありますけれども、こ

の事業は、ワクチンの進捗に伴って落ちつきを見せてはいるんですけれども、今後の経済の再開が期待される中で、冬場に第6波の到来が見込まれるということで、新たに、室内で長時間マスクを外すことの多い日常生活に密着した施設やワクチンの未接種の子供が集まる施設のクラスターが懸念されているため、緊急的に感染症対策を図るために新たな支援を行うこととしたところでございます。

 

皆 川 これは延長線上じゃなくて、新たに、考え方が全く違うということ?

 

衛生薬務課長 はい。

 

皆 川 たしか、今までのやつは、グリーン・ゾーン認証された店にやっていたんだよね。今回は、グリーン・ゾーン認証されていないところも対象になるの?

 

 衛生薬務課長 今回の助成の制度は、グリーン・ゾーン認証の取得促進機器等の購入支援事業などの対象事業になるところ、例えば、旅館や飲食店については対象外とさせていただいております。そういう対象のない長時間マスクを外す機会の多い屋内施設、例えば、理容所、美容所、公衆浴場、プール、フィットネスクラブなど、あるいは、ワクチンが接種できない子供が、屋内で集団利用する施設を対象としております。ただ、対象の施設において、対象の品目は、HEPAフィルターですとか、CO2モニターですとか、これまで感染症予防対策として使われていた機器と同じものを考えており、備品の購入費用と、それに附帯する消耗品の購入費用に対して補助をする予定でございます。

 

皆 川 ここに「中規模以下の事業者」って書いてあるんだけど、中規模という基準は、何を基準にしているの?

 

衛生薬務課長 中規模は、中小企業法に規定される中小規模企業者の定義を準用しております。店舗・施設ごとに消費者と接触がある部門に常駐する従業員が100人以下といたします。

 

皆 川 100人以下というと結構大きいんだね。だって、理容室とか美容室は1人か2人でやっているわけですね。こういうところも、もちろん対象になるんでしょう?

 

衛生薬務課長 従業員数が100人以下ということにしておりますので、美容所、理容所、それ以下の施設、事業所に対しては対象となります。

 

皆 川 補助金の申し込み方法って、どうやってするんですか。

 

衛生薬務課長 申し込み方法につきましては、まず、専用のポータルサイト、新聞、ラジオ、広報媒体を通じて積極的に周知をさせていただいた上で、申し込みの受け付けについては、ポータルサイトの受け付け、あるいは郵送等に加えて、質問等にはコールセンター等を設けながら対応をしていく予定でおります。

 

皆 川 基本的にインターネットで申し込みってこと?

 

衛生薬務課長 接触する持参という方法はない形にいたしまして、インターネットですとか郵送を考えております。

 

皆 川 年を取った夫婦でやっている店なんかは大変だよ。インターネットなんて使えないし。そういうところはどうするのかね?

 

衛生薬務課長 専用のコールセンターを設けまして丁寧にお答えをしようと思っておりますので、そういった対応の中で、郵送等といった手段で積極的に申請をしていただくような考えでおります。

 

皆 川 申し込み期間は、いつからいつまでですか。

 

衛生薬務課長 申請の受け付けは議決後速やかに開始して、年度内に支払いを終えるために、来年1月末日を期限としております。

 

皆 川 そんなに短いの。じゃあ、ほとんど1カ月ちょっとくらい。

これ、周知は大丈夫ですかね。これで周知できますかね。これ、どういう方法で周知するんですか。

 

衛生薬務課長 受け付け期間が1ヵ月程度しかないところなんですけれども、先ほどの専用のポータルサイトを開設するということと、あと新聞やラジオといった広報媒体の利用ですとか、関係団体を通じた周知に加えまして、対象約4,000の事業者に対して、案内を直接郵送するということを考えております。そういったことで漏れのないように対応していくということを考えております。

 そして、申請の受け付け、ポータルサイトでの受け付けに加えて、相談等に乗るコールセンターは、平日に加えまして土曜日の開設も検討し、事業者からの問い合わせには丁寧に応じてまいりたいと思っております。

 

皆 川 とにかく短い期間だからしっかり徹底してやってもらって、なるべく多くの方に補助金が行くようにしてもらいたいと思います。

細かいことを聞くけど、HEPAフィルターというのがよくわからないけど、どんなものですかね。

 

衛生薬務課長 HEPAフィルターというのは、いわゆる超高性能フィルターと言われているんですけれども、小さい0.3マイクロメートルの粒子を捕獲できるような性能を持ったフィルターでございます。コロナの場合でいいますと、飛沫の感染と考えられておりますので、飛沫が大体5マイクロメーターほどと言われております。そのような飛沫除去の機能を持ったフィルターのついた空気清浄機というものです。HEPAフィルターとは、そういうものでございます。

皆 川 規模によって、大きい空気清浄機が必要なのか、小規模の理容室とかでは小さい空気清浄機でいいわけじゃん。この辺の規定はありますか。何人以上の従業員がいるところは、このぐらいの大きい清浄機とか。申請したとおりになるの?

 

衛生薬務課長 備品の性能等については、こういう性能でなければだめだとか、大きいからという基準はございません。感染防御のための機器を導入するもの、あるいは、それに附帯する消耗品の購入に対して補助する制度でございます。

 

皆 川 限度額が30万円になっているから、さっき中規模とは100人までと言ったけど、100人なんかの場合、30万円で足りるんですかね。

 

衛生薬務課長 中小企業とは100人規模以下ということなんですけれども、30万円でできるかどうかというのは施設の規模によるかと思いますが、購入費に対して30万円を上限とするとういことで、この補助金のほうは組み立てさせていただいております。

 

皆 川 大きい場合は、自分でプラス分を出せばいいということだね。わかりました。頑張ってしっかりやってください。

 

 

このページのトップへ

委員会トップへ

山梨県議会議員 皆川いわお

〒400-0031 甲府市丸の内3-6-2

TEL 055-222-5313 FAX 055-233-3301

E-mail : minagawa@nns.ne.jp