■令和2年2月 定例会教育厚生委員会
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介護福祉士等確保対策費について
皆 川 介護福祉士等確保対策費の中の4番目に、介護人材等緊急確保対策事業費があるんですけど、これは先ほど斉藤課長から新たな取り組みとして元気な高齢者などに介護助手として就業いただけるよう、施設側の求人ニーズとマッチングを行うという説明があったんですけど、介護助手という言葉は余り聞きなれてないです。一体この介護助手とは何ですか。わかりやすく説明してください。
健康長寿推進課長 施設等に勤務されております介護職員は、直接利用者に対しましてケアを行う業務のほか、洗濯やベッドメイキングなど、周辺業務も多岐にわたっておりまして、本来の業務である直接ケアに専念できないというような状況にあります。
この洗濯やベッドメイキングなど、直接利用者さんにかかわらない周辺業務を主に専門に担っていただくのが、介護助手ということで、今回は介護助手ということを制定させていただいたところでございます。
皆 川 介護福祉士は一定の資格があってやっているんですよね。資格がない人も担っていますけれども。介護助手だったら全く資格は要らなくて、誰でもできるんですか。
健康長寿推進課長 資格は必要ございません。
皆 川 じゃあ誰でもできるこういうことは介護福祉士とは違って、本来の介護じゃなくて、雑用のようなことですか。わかりやすく教えてください。
健康長寿推進課長 例えば洗濯であるとか、洗濯たたみであるとか、高齢者、通ってらっしゃる利用者さんとの話し相手であるとか、またベッドメイキング、そのような業務ということでございます。
皆 川 よくわかりました。じゃあ、元気な高齢者と施設側のマッチングということを言いましたけど、マッチングってどういうふうにやるつもりなんですか。
健康長寿推進課長 短時間でも、例えば施設、働く側のほうにつきましては、短時間でも就労が可能と。フルタイムということではなくて、どちらかというと短時間を考えておりますが、就労可能な元気な高齢者、また一般の方々、あと働こうと思っていて、例えば子育てちょっと一段落した方にお声をかけさせていただこうかと思っております。その方たちに、県社協にあります山梨県福祉人材センターに求職登録を行っていただきます。
あと介護事業者は求人、また何名とか、この時間帯とか、こういう方がほしいというような要望を出していただきまして、求人登録を行っていただこうかと思っております。そこで福祉人材センターにおいて、その求職者と求人事業者において、条件等を鑑みまして、そこでマッチング等を図っていただこうかと思っているところでございます。
皆 川 福祉人材センターは、山梨県のどういう位置づけなのかね。これは社会福祉協議会の中にあるのか。あるいはどういう構成メンバーですか。
健康長寿推進課長 福祉人材センターにつきましては、社会福祉法に基づくものでございまして、社会福祉事業の従事者を確保することを目的として、設立されました社会福祉法人を、都道府県に1カ所に限って、都道府県福祉人材センターとして指定することができるものでございます。本県におきましては、平成5年4月に山梨県社会福祉協議会を山梨県の福祉人材センターとして、指定しているものでございます。
皆 川 社会福祉協議会の中にあるということ?
健康長寿推進課長 社会福祉協議会の中にあるものでございます。
皆 川 わかりました。じゃあ、次にこの中の1の、外国人介護福祉士候補者支援事業費補助金とありますね。これと1番最後にある5番目の外国人介護人材受入支援事業費の2つあるんだけど、これがどういうふうに違うかわかりやすく説明してください。
健康長寿推進課長 まず、1番目の外国人介護福祉士候補者支援事業費というものは、日本と経済連携協定を結んでおります相手国とのそういった協定に基づきまして、日本で働きたいということで入ってきている方でございます。
その方につきましては、もともと目的がありまして、介護福祉士候補者というふうにここに書いてありますとおり、介護福祉士の資格を目指して入ってき
ていただいているところでございます。この方たちと、あと5番目、この外国人介護人材受入支援事業費につきましては、技能実習生が今入っておりますが、介護に携わっている方たちが入っております。
今は技能実習生、また今回新しく特定技能1号とか、新しく国のほうでも外国人を向けての就労ということを目指しておりまして、その方たちを対象にいたしまして、少しでも山梨県内の介護職の中で働いていただこうかと思っておりまして、この技能実習生及び介護分野における特定技能1号の方たちに集まっていただきまして、集合研修を行っているというようなものでございます。
皆 川 何か区別がよくわからないんだけど、片方は何?要するに国の政策、勉強をさせるということだね、1番のほうは。日本語を勉強させて、介護福祉士にさせたいということですね、1番のほうは、ということ?まあいいや。
今一番多いのはベトナム人なんだってよく言うけれど、ああいう人たちを日本で基本を教えて、介護福祉士にしようという補助金ということだね、1番は。5番目の人たちとの違いがよくわからない。5番目のこれは何、もともとこの資格を持っている人のことなの?外国人で。教えて下さい。
健康長寿推進課長 先ほどお話しさせていただきましたとおり、この外国人介護福祉士候補者支援事業費補助金というのは、今入ってきているEPAの方を対象にしているところでございます。そのほか、外国人介護人材受入支援事業費は、特定技能1号で入ってきている方、また技能実習生で入ってきている方、いわゆる県内で外国人として、施設の中で働いている方々を対象にして、その中で介護に特化した日本語の教育であるとか、また文化であるとか、そういったことを勉強していただこうということで研修を行っているところでございます。
皆 川 5番目の?
健康長寿推進課長 はい。
皆 川 何となくわかったよ。何となく理解できましたんで。いいと思います。
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産前産後ケアセンター事業費について
皆 川 子育て支援課の、産前産後ケアセンター事業費ってあるんですけど、これ一般的に聞くと、余り活用されてないらしいね、非常にいい施設だって話なんだけど。これについてのPRが事業費のところに書いてあるけど、クリアファイルを作成するとか、テレビのCMを出すとかいうけど、こんなことでわかりますか、一般の人たちが、この産前産後ケアセンターの存在というものがわかるのかどうか、私はちょっとわからないんですけど。
私はなぜ来ないかというのは、もっと違う原因があるような気がするんですよ。お金がかかり過ぎじゃないかなと思うんだけどね。うちにおしゅうとさんがいるところなんかはさ、おしゅうとさんがいると何となく言いづらいとかね。そこは産前産後ケアセンターで面倒見たら、私がいるからと言われちゃ困るとかそういうようなことが原因になっているんじゃないかと思うんだよね。これをどういうふうに今後考えていくか、ちょっと聞かせていただきたい。
子育て政策課長 産前産後ケアセンターの利用促進ということで御質問ですが、まずこれまでの利用の状況は、年度で分けますと、平成28年2月の利用開始から、29年度は278組の方が御利用いただいており、30年度は397組の方が御利用いただいているということで、29年度から30年度にかけて伸びているという状況でございます。
ただ、今、委員から御指摘がありましたように、本人が利用したいと思っても、家族の方に遠慮をして使わないということもありますでしょうし、自分の不安とか悩みは、センターを利用するほどではないと思われているようなこともございますので、本人だけではなくて、家族の方に向けてもPRをしていく必要があるかとは思っております。それから、テレビCMであるとか、子育て情報誌に利用者の体験談を載せたりということを実施しており、来年度におきましては、民間企業が行う、出産した家庭に「はじめてばこ」といいまして、おむつやアルバム等を入れた箱を贈る事業に協賛し、その中に産前産後ケアセンターのチラシ等を入れまして、周知を強化していきたいと思っています。
それから、もう一つは、相談窓口である市町村の保健師さん、助産師さん等に、産前産後ケアセンターの利用がどのような効果があるのかということを理解していただくことを目的に本年度2回に分けて、センターを見ていただいた上で、意見交換をしていただくというような研修を実施したところでございます。
また、本年度からメンタルヘルスの事業も実施しておりまして、センターの機能を充実することで、より利用促進していただきたいということも考えているところでございます。
皆 川 わかりました。努力していることはよくわかりましたけど、高いということで、大体平均して幾らなの。各市町村違うと思うけれど。1回行くと、1日幾らとか。
子育て政策課長 産前産後ケアセンターを利用するのに当たりまして、3万4,500円の利用料が1泊でかかるわけですが、本人の負担はそのうち6,100円でございまして、残りの2万8,400円を県と市町村で各々2分の1を負担しているものでございます。
皆 川 6,100円が高いか安いかだけど、一般の家庭で預けて6,100円とられるというのは、おしゅうとさんがいれば、そんな金は出さんでいいよと。私が見るからということになるんじゃないの。そういう意味でこれ、俺は高いと思うんだけど。もうちょっと補助金をあげてもいいような気がするんですけど。どうですか。
子育て政策課長 産前産後ケアセンターを県で実施しているところはございませんけれども、世田谷区とか、他の市で実施しているところの利用料を見ますと、1万円とか、1万5,000円という状況でございまして、山梨県が6,100円というのは非常に安いですねというお声をいただいているところでございます。
皆 川 わかりました。
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子どもの歯科矯正に保険適用の拡充を求めることについて
皆 川 今は矯正治療っていうのは非常にお金がかかって、保健の適用外っていうことで高額なお金がかかっているわけですと、けれど、今、歯と口っていうのは非常に生命の維持に必要な不可欠な機能なんで、これをしっかり保持して健康寿命をさらに延ばすという必要があるし、医療費の抑制にもそれはつながってくるんじゃないかというふうに思います。
そのために子供の口腔機能の低下が問題となっていますので、子供たちの発育期における適切な歯科医療が重要となるっていうことは今、事実でありますので、その今回の保険適応の拡充を求める本請願っていうのは採択が適当であるというふうに考えます。よろしくお願いします。