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■令和元年度 12月定例会 教育厚生委員会

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甲府城のお堀の復元について

皆 川 学術文化財課に、復元調査についてお伺いしたいと思うんですけど、甲府駅南口の修景計画の一環として、甲府城南側の周辺整備で、現在、県民会館の跡地については公園が整備されましたよね。だけどあれは途中であって、あそこの半分ぐらいまで、甲府城の内堀を復元するということになっていますよね。それについては、まず復元ですから、学術文化財課がどういう調査を始めて、 今現在どこまで調査を行っているか、教えてください。

 

学術文化財課長 お堀の復元の関係、委員が御指摘のように、今、仮で埋め戻していると いう状況でございます。今、甲府城跡保存活用計画を作成しておりまして、その計画が策定された後に、石垣の状態に関する調査などを行い、どこまでお堀が学術的、あるいは土木工学的に復元できるのかということも調査をした上で決定する予定でございます。

 

 

皆 川 とっくに、もうそんなことはできているんじゃないの。何年前から始めているの。おかしいよ。余りにも遅い。そんなことじゃ、今の調子だといつになったってできないね。今から復元について計画を立てる、そうじゃないよね、とっくにもう立っているはずだよね。そうじゃなかったら話が進まない。もう実際、広場ができているじゃないですか。まだ、できてないようなことを言った けど、できているでしょう。これをどうするの。このまま放っておくわけじゃないでしょう。これからどんどん調査を進めなきゃ、物事は進まないですよ。 甲府城周辺地域活性化実施計画があって、それを実行することになっているんだからさ。そこはおかしいと思う。もうちょっとそこの決意を聞かせてください。

 

学術文化財課長 お堀の復元については、調査結果等に基づきまして、もとの状態、もと あったお堀の形状に可能な限り近づけるという方向で、学術文化財課とすれば、取り組んでまいります。

 

皆 川 可能な限りって、復元っていうのはもとへ戻すことだよ。当たり前のこと。できないなんていうことはないでしょう。あそこにはもともとあったんだから。ずっと堀があったでしょう。本当は、防災新館のほうまであったんだけど、そこまでは無理だから、あそこの途中まではやるという話になっているんだから、 決まったらどんどんやりましょうよ。早く始めないと、工事なんかできないよ。それ以上言ってもしようがないから。じゃあ、よろしくやってください。

 

学術文化財課長 県土整備部とも連携する中で、しっかり対応させていただきます。

2

地方独立行政法人山梨県立病院機構の中期目標を定める件について

皆 川 県立中央病院の独法化につきましては、平成20年に県立病院あり方検討特別委員会を設置しまして、当時私が委員長になり、たしか11日間ぐらい議論を重ねて、その結果、経営形態を見直す必要がありということで決議をしまし て、平成22年に独法に移行したという経過としてはわかっているんですけれど、長い間の垂れ流しが黒字に転換したという意味では非常によかったと思っております。その中できょう聞きたいのは目標ですけど、中期目標ということ ですが、今までは、たしか第1期、第2期は5年間、何で第3期から4年になったんですかね。期間がどうして縮まったのか。

 

医務課長 第1期、第2期は確かに5年でございましたが、理事長の任期と中期目標期 間とを合致させまして、経営責任の明確化を図るために平成29年12月議会におきまして県立病院機構の定款変更を御議決いただきまして、この結果、今回提出いたしました第3期の中期目標からは目標期間が4年間となっているものでございます。

 

皆 川 わかりました。それで、目標につきまして、中期目標の役割といいますか、 これについてもう少し詳しくどういう役割なのか説明してもらいたい。

 

 

医務課長 第独立行政法人法におきましては、設置者である県が提供する医療サービスの 内容などにつきまして目標を定め独法に示すことになります。独法側では、この目標に対応した中期目標を策定いたしまして知事の認可を受け、その計画の達成状況についても知事の評価を受ける仕組みでございます。こうした制度によりまして、独法のPDCAサイクルを回しながら独法側の自主性や自立性の確保と、設置者である県の政策目的の達成を果たしていくという仕組みになっているものでございます。なお、これらの目標や計画の策定評価に当たりましては客観性、専門性を確保し、透明性を高めるため、外部の評価委員会からの意見を聞くこととされているものでございます。今回、中期目標の議決をいただいた上で、2月議会では中期計画の認可について上程をする予定でございます。

 

皆 川 SABCDということで、これは5段階評価ということですか。もうちょっと詳しく教えてください。

 

医務課長 評価につきましては、中期目標で示した18の項目をSからDまでの5段階、 SABCDの5段階で評価をいたしまして、それに基づいて評価しているというものでございます。

 

皆 川 5段階評価で一番多かったのは何だったの。

 

医務課長 議案で今お願いしているものは来期の中期目標でございますが、今期の中期 目標については、見込みの評価を今年度いたしました。その結果につきまして、9月議会において評価書を提出させていただきましたが、評価項目18あるう ちで、S評価が5つ、A評価が9つ、B評価が4つとなりまして、総評として業務実績がすぐれているという評価をさせていただいたところでございます。

 

皆 川 かなり高い評価を得ているということですね。具体的に、じゃあ何がどうしてこんなに高い評価になったか、ちょっと2、3例を挙げてもらいたいんだけど。

 

医務課長 現在の2期期間におきましては、例えば救命救急センターについて平成31 年4月に新たに高度救命救急センターの指定を受けたこと。また、がん医療につきまして、いわゆるダヴィンチの導入やその手術件数の増加。また、がんゲノム解析の大幅増などそういった高度な医療が前進したこと。そして、平成28年7月に地域医療支援病院の指定を受けたことなど、公的な基幹病院でなければ対応が困難な高度先駆的な医療の質を向上させてきたことを評価いたしました。さらに、経営面でも毎年度黒字を計上していることなども評価したところでございます。

 

皆 川 では、独法化してから非常にうまく順調に経営もいっているということですね。最後に、今回の中期目標の設定について、設立団体側としてはどのような思いを託して今後見ていくのか伺います。

 

医務課長 県立病院は独法化後第1期で経営的に黒字化し、第2期では、安定的な経営 基盤のもと、先ほど申し上げましたような高度で先進的な医療にも取り組んでまいりました。第3期となる今回は病院機構が引き続き安定した経営で政策医療を確実に提供するとともに、医療の質自体を一層向上させることで県民の健康寿命の延伸に寄与することや、また地域課題への一層の貢献なども求めていきたいと考え目標を設定したところでございます。

 

3

選択診療制について

皆 川 紹介状なしの患者の追加負担を、200床以上の病院も対象になると新聞に出ていたんですけど、山梨県の場合はどうなんですか。その対象の病院というのは。

 

医務課長 200床以上の病院は選択診療制が導入できるという情報でございます。

  山梨県内で200床以上の病床を有している病院は17病院ございます。その17病院を申し上げますと、国立甲府病院、県立中央病院、山梨大学医学部 附属病院、市立甲府病院、甲府共立病院、峡西病院、日下部病院、山梨厚生病 院、春日居リハビリテーション病院、富士吉田市立病院、山梨赤十字病院、回生堂病院、三生会病院、HANAZONO ホスピタル、住吉病院、甲府城南病院、山角病院でございます。

 

皆 川 よくわかりました。そうすると、紹介状がない場合は上乗せをすると。その場合に5,000円以上ってあるけれど、これ以上っていうことは5,000円 が最低ってことなの。

 

国保援護課長 今、委員おっしゃるとおり、5,000円からと承知しているところでございます。

 

皆 川 上のほうの制限はないんだ。

 

国保援護課長 そのように聞いております。

 

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山梨県議会議員 皆川いわお

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